賃貸物件を選ぶ際にチェックすべきポイント
賃貸物件に入居する前に、内見でチェックすべき様々なポイントがあります。まず、室内では、水回りの設備を入念にチェックして、シャワーヘッドや水道栓に水漏れがないか調べましょう。建物は水回りから傷むものだからです。収納やシンク下など、目立たない部分が結露してカビが生えた跡がないか視認する作業も不可欠です。エアコンやIH等が予め設置された物件では、機器の製造年月日を確認することも忘れてはいけません。通常は15年程度で交換するものですが、耐用年数を超えた機器だと、故障しやすいだけでなく、電気代がかさむ原因にもなるからです。
周囲の環境も重要です。商業施設や医療機関の存在のほか、可能なら、近隣に問題ある住人がいないか賃貸人に聞いておきましょう。
静かな生活にとって重要な防音性
賃貸物件は、特に集合住宅の場合、近隣の生活騒音が原因でトラブルになるケースが少なくありません。そこで、部屋の防音性が問題になります。防音対策をしっかり講じてあれば、隣室の居住者が多少音を立てても気にならないからです。壁の防音性をチェックする際には、壁を軽く叩いてみて反響音から判断する方法があります。内部に響く高い音がする場合は、中身がスカスカで防音性の低い壁と言えるでしょう。防音性の高い壁なら、反響が小さく、中身が詰まった感じがします。
窓も重要です。ペアガラスを使っている物件は、1枚ガラスの窓より格段に防音性が高まります。ペアガラスなら、防音性だけでなく断熱性も優れており、暮らしやすいでしょう。